「女子会議をしたいと思います」
重々しく、莢華が言った。
友人の言葉に知都世は視線を向けた。
莢華を挟んだ反対側…実世絵もまた、視線を向ける。
「「ナニするの?」」
異口同音の二人に莢華は「女子会議!」と繰り返す。
「ひとまず、ダイスキファミレスレッツゴーだよ!!」
まるで呪文のように言うが…結局のところはファミリーレストランに雑談しに行こう、ということらしい。
「今年最後の女子会議!」
十二月も下旬…最終週だ。
確かに今年はもう、会わないかもしれない。
「じゃ、忘年会か」
「「女子会議」」
知都世の呟きに、今度は莢華と実世絵が異口同音だった。